2016 年 |
第65回 日経広告賞(食品・医薬品・生活用品部門 最優秀賞) |
2016年 |
第64回 朝日広告賞(準くらし部門賞) |
2013年 |
第62回 日経広告賞(生産財・産業部門 優秀賞) |
2013年 |
第19回 日経BP広告賞(優秀医療広告賞) |
2000年 |
日本マニュアルコンテスト2000(産業用機器部門 最優秀賞) |
1997年 |
第3回 日経メディカル広告賞(優秀賞) |
去痰薬(たんを出しやすくする薬)の新発売広告です。喘息や高齢者の患者さんでは、うまく痰を吐きだせない人も多く、去痰薬の適応になります。
したがって高齢者のモデルを使うというのは、とりあえず考え付くアイデアですが、この広告では笠智衆さんを採用しました。この薬は、とくに夜間から早朝にかけての効果に特長があるということです。そこでキーワードは「グッドモーニング」。この言葉を高齢者に言わせるには、ひょうひょうとした雰囲気を持つ笠さんがふさわしいということになりました。
笠さんは1993年に亡くなっていたため、写真集から1枚お借りしました。まだ亡くなったという記憶は風化していないタイミングでした。薬の広告に「死」を連想させる人を起用するのはタブーとされますが、笠さんの場合はある意味、超越した存在だということで、そのまま走りました。
広告が出てもとくにクレームはみられず、概ね好評だったと記憶しています。